bobaswa1’s breakfast

何書けばええの

フォーデンがなんで出てないねん と思うやん


f:id:bobaswa1:20210316184049j:image
フィル・フォーデン(20)

今期もPL22試合出場(うち先発14試合)6G5Aの結果を残している。数字以上にワクワクさせるプレーが多くバイタルでの動きはお墨付き、シュートは放てば枠には飛ぶといった具合でペップやデブライネも「あいつマジえぐいw 絶対シティ残れやw」というレベルである。今期のシティは優勝が見えているとはいえストライカー不足、スターリングとジェズスが低調である。

だとするならばなぜフォーデンをもっと使わないのか、そう考えた人は多いと思う。その原因は恐らく今期のチームとしての戦い方、もっと言えばペップ内での優先順位にあると感じる。

 

今期シティで1番点を取っているのは誰か。答えはギュンドアン!PLにおいては23試合12G1Aの驚くべきストライカーぶりである。

これまではアンカーなど自陣での繋ぎ役というようなイメージがあったが今期はIHの位置から抜け出して偽9番の動きを担っている。フォーデンの話から逸れていると思うかもしれないがそうでは無い。ギュンドアンのこの動きを可能にしたのはカンセロの偽SB起用が深く関わっている。カンセロロールと呼ばれる役割を確立した彼はビルドアップ時は完全に中盤の1人としてプレーし後ろは3バックのような形をとる。カンセロがこれまでギュンドアンが担っていた役割を補うことでギュンドアンが1列高い位置でプレーすることが可能となったのだ。どういった動きなのかはここでは具体的には書かない(書けない)がこの形が今期のシティのスタンダード、言ってしまえばもっとも点の取りやすい形である。

 

先程後ろが3バックのような形になると言ったがそうなると必要なのは3バックの強度である。今期のシティはCBがストーンズの復調、ルーベンディアスの加入によってかなり引き締められた。となると問題はあと1枚。その1枚には現在ラポルトが入ることが多くカンセロが左SBを担う時は右はウォーカーというような形になっている。ではこれがフォーデンの出場機会とどういった関係があるのか。実はフォーデンは左SBがジンチェンコである時の出場がほとんどである。全部かどうかはあんま調べてないから分からんけど許して。ペップの中ではフォーデン×ジンチェンコという約束事があるのだろう。ジンチェンコも全てが中途半端な選手というようなイメージだったが守備強度が上がり今期の23節リバプール戦くらいから目覚しい活躍を見せている。

 

ここまで書いて何が言いたいかというとペップの選択肢として第1にチームとしての勝ち方、そのためにはギュンドアンの出場が必須、次にギュンドアンに偽9番を担わせるためにはカンセロの偽SBが必要、更にカンセロを偽SBに置くとなると3バックの強度が必要でジンチェンコではそれが足りない。恐らくこのような回路であるためフォーデンの出場機会もそこまで多くないということだ。

例外として23節のリバプール戦があるがこの試合はフォーデンが0トップをしており左WGはスターリング、右SBカンセロ、左SBジンチェンコといった並びであった。左がスターリングならジンチェンコ、カンセロ2人とも出してもいいみたいに思ってるのかなペップは、イマイチわからん。

つらつら書いたけどチームとしての戦い方、勝ち方が優先されるから仕方ないとはいえもうちょっとフォーデンの出場増やしてくれてもいいよねペップってお話でした。最後まで読んでくれた人いたらありがとう。シティ嫌いな人めっちゃ多いけどサッカーは面白いから是非CLとか見てね。

 

カンセロロールやギュンドアンの役割についてはDAZNフットボールフリークス、マンチェスターダービー編、内田篤人フットボールタイム#19に詳しく解説があるのでご参照ください。